【家庭菜園は土づくりが肝心!】肥料の種類と失敗しないコツをまとめました
どうも、はとむぎです。
家庭菜園を始めて、早くも7年目。試行錯誤しながら、ようやく安定しておいしい野菜を作ることが出来るようになりました。
そこで今回は、「失敗しない畑の土づくり」とポイントについてまとめました。これから野菜作りを始めるという方や、なかなかうまくいかないという方にお役に立てば幸いです。
肥料の種類について
ホームセンターの肥料コーナーに行くと、いろんな種類があってどれを買ったらいいのか分からない...。何が違うの?という疑問について解説します。
肥料には製造方法で2つの種類が!
化成肥料
化学的に製造された肥料で、速効性です。畑にまいた後に、数日から1週間程度待ってから種まきや苗の植え付けが可能です。
(化成肥料、苦土石灰,etc.)
有機肥料
自然のものを元に製造した肥料で、遅効性です。
(鶏ふん、牛ふん、バーク堆肥、油かす,etc. )
肥料のタイミングは主に2回!
元肥(もとごえ)
苗の植え付け前に、土へ初めに混ぜる肥料のことを元肥と呼びます。近所のおばあちゃん曰く、元肥は魂だそうです。大事です。
追肥(ついひ)
作物が成長する途中で、追加で与える肥料を追肥と言います。元肥の効果が薄くなってきた時に撒きます。
これを押さえると大丈夫!代表的な肥料
化成
化成肥料
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肥料◎ 土壌改良△
化学的に作った栄養豊富な肥料です。袋に窒素・リンサン・カリの割合が「14-14-14」などと書かれています。少し高いですが、即効性です。
苦土石灰
肥料◯ 土壌改良◯
野菜づくりをすると雨などで土壌が酸性になりがち。しかし、ほとんどの野菜は酸性では育ちにくくなります。苦土石灰で中和させます。アンモニアが発生したり流れたりするため、撒いた後はしっかりと耕し、肥料とは一緒に撒きません。
有機
醗酵鶏ふん
肥料◎ 土壌改良△
鶏ふんを発酵させたものです。安価で栄養が非常に豊富。化成肥料を使いたくない時の1番の栄養分として、非常に重宝します。
発酵牛ふん
肥料〇 土壌改良〇
牛ふんを発酵させたものです。鶏ふんよりは少し値段があがりますが、フカフカしていて土壌改良の要素が加わります。鶏ふんとバーク堆肥の間の用途と覚えて。
バーク堆肥
肥料△ 土壌改良◎
樹木の皮を原料としてつくられます。肥料要素は少ないですが、保水性・通気性・保温性等の土壌改良の効果があり、元肥として使います。
腐葉土
肥料〇 土壌改良◎
落ち葉を原料としてつくられます。山道の脇に自然と腐葉土ができていますよね。全てのホームセンターでは見かけない気がします。
有機石灰
肥料△ 土壌改良◎
牡蠣殻などを原料としてつくります。酸性土を石灰で中和する土壌改良に用いられますが、とっても遅効性。カルシウムも補給できます。苦土石灰との違いは、撒いた後にすぐに作物の植え付けが出来るところです。
なたね油かす
肥料◯ 土壌改良△
菜種などを搾った後の油かすです。栄養分が含まれますが、遅効性です。他の肥料と合わせて使います。
何を撒いたらいいの?
石灰は必要?
酸性かアルカリ性かで必要量が決まります。酸性土壌の場合は石灰で中和する必要があります(酸性を好む野菜もあり)。ph測定器や試験紙を使って判断しますが、そんなの買うのはちょっと…って人にオススメの方法があります。
酸性土壌の見分け方!
それは、生えている雑草を見る事です。
代表的なものではスギナ、オオバコ、シロツメグサがあります。これらの雑草が生えていたら、石灰を多めに撒きましょう。
撒くのはこれだ!
基本的には、これをメインの肥料として土づくりを行っています。他のものは、安くなってたら試してみる程度でいいと思います。
大事なのは適量を守ること。
肥料が少ないと作物が上手く育ちませんが、与え過ぎても肥料やけをおこします。
肥料の適量は、袋の裏に書かれていますので、どこかの本やサイトを見たものよりそっちを見てください。例えばですが、同じ化成肥料でも値段により含有量が違いますので。
土づくりの流れ
苦土石灰を撒き、よく耕す。
↓
1週間後、肥料を混ぜ耕す。畝作り。
↓
1週間後、植え付け・種まき。
有機肥料だとガスが発生しなかったりと、すぐに植え付けできる場合が多いですが、効果が弱いので初めは化成肥料も合わせて上記のスケジュールをオススメします。(私は何でも1日で終わらしたいタイプですがこれは守ります)
さいごに
今回は家庭菜園の土づくりについて書きました。ちなみに、ホームセンターの園芸コーナーの方はビックリするほど詳しいので、分からないことは何でも聞いてみると良いです。「今年は梅雨が遅いから来週の月曜から植え付けを〜」みたいな具体的な話を聞ける時があります。
畝の作り方やコツについての記事も、また書きたいと思います。
最後までありがとうございました。